うちは、シルバーのみを扱っているのだけれど、今業界の主流は、だんぜんWG(ホワイトゴールド)。
最近では、やっとWGの実態が知られてきたようですが、ここで改めてご説明。
WGは、金にパラジウムというものを混ぜたいわゆる「カラー・ゴールド」。
その名の通り”白色の金”なのです。ですが、実際には薄黄色です。
「WG」の刻印で売られているものは、”金”には見えません。
ほとんど全てのものが、プラチナに施されているのと同じロジウムメッキをかけてあるんです。
ですから、見た目は、はっきり言ってプラチナと変わりません。
けれど元地金は、白っぽい金→WGなので、刻印はK18WGとかK14WGとなります。
もちろん、WGをそのまま仕上ることも可能なんです。
けれど、実際店頭で見たことはありません。
メッキ無しだとやはり、薄黄色な感じに仕上がると思います。
見た目があまり冴えないことと、Pt900の刻印のモノより、価格もお安いこともあって、この製法で加工されたWGが、好まれるようになったんでしょう。
わーコレが、ホワイトゴールドっていうのかー!と思っても
目にしている輝きは、WGではないんです。
貴金属を選ぶ時は、”何を基準にするか”ですね。